Tableau 2018.2:ALBを利用してTableauServerとTSMへ接続してみた #tableau
ご機嫌いかがでしょうか、豊崎です。
Tableau Server2018.2になってTSMの機能が増えています。ここでは、ALBを利用したTableau Server 2018.2の利用方法についてご紹介します。
前提
ここではTableau Serverの構築がはすでに完了がされているものとします。
ここではトライアルアカウントでTableau Serverを準備しています。
https://www.tableau.com/ja-jp/products/server/download
インストールについてはこちらをご参考ください。
Tableau 2018.2 新機能紹介:Tableau Server2018.2を新規インストール(単一構成)してみた #tableau
また、ドメインとSSL証明書は準備済みの状態とします。
TableauServer2018.2以前との違い
Tableau Server 2018.2以前、ALBからEC2への通信は、Tableau Serverへの80portでの接続だけでOKでした。
Tableau Server 2018.2からはTSMが機能として追加されているためALBにも追加の設定が必要になります。
Tableau 2018.2 新機能紹介:TSM(Tableau Services ManagerまたはTableau Server Manager)登場の巻 #tableau
TSMに直接(EC2へ直接)アクセスするときは以下のようにhttpsでのアクセスが必要になります。※インストール時に自己証明書が作成される模様です。
https://localhost:8850/ (サーバー コンピューター上で直接作業している場合)
https://MarketingServer:8850/ (サーバーの名前を知っている場合)
https://10.0.0.2:8850/ (サーバーの IP アドレスを知っている場合)
参考:https://onlinehelp.tableau.com/current/server/ja-jp/sign_in_tsm.htm
したがって、ALBからEC2への通信も8850portでのhttps通信が必要です。
やってみた
ALBの設定
それではALBを作成していきましょう。
まずはTSM用のターゲットグループを作成しましょう。
EC2ダッシュボード>ターゲットグループ>ターゲットグループの作成から進んでいきます。
ターゲットへのプロトコルをHTTPS、ポートを8850として、ヘルスチェックもHTTPS、「/login」として作成しましょう。
ターゲットグループの作成が完了したら、ターゲットタブからEC2をターゲットとして追加しました。
次にALBを作成しました。
ALBの作成のウィザードの中ではひとまずTableauServer用にリスナーを設定します。またセキュリティグループでインターネットからの通信を許可します。
別途用意していた証明書を割り当てます。
TalbeauServer用のターゲットグループについてはALB作成のウィザードの中で作ります。
ターゲットグループにEC2をターゲットとして追加してALBを作成します。
最後に作成したALBに対して、TSMのリスナーを追加します。ALBのリスナータブから「リスナーの追加」を行います。
以下赤枠の箇所でプロトコル、ポート、転送先のターゲットグループを指定します。またSSL証明書も割り当てました。
接続テスト
それではTableauServerとTSMに接続の確認をしてみます。
※EC2のセキュリティグループでALBからのポート443、8850については許可をしています。
TableauServer
TSM
どちらも問題なく接続ができていますね!
まとめ
TableauServerとTSMへALBから接続する方法をご紹介しました。誰かのお役に立てれば幸いです。